3月16日、渋谷ファション&アート専門学校本館1階にて文化専門課程の修了式が開催されました。名誉ある第1期生としての修了証書の授与式が行われました。丸亀副校長から修了証書が修了生一人一人に直接手渡されました。続いて、修了制作の優秀賞・学習奨励賞の表彰記念品の授与が行われました。
スクリーンに今年度の各種の展覧会入賞者名、受賞者名が映し出され、外部の展覧会においても学生が奮闘していることが伺えました。
校長の式辞、理事長、校友会会長の祝辞をもって、祈念すべき第1回文化専門課程の修了式は終了しました。式終了後、同じ会場で懇親パーティーが開かれました。
(写真1列目は、左から丸亀副校長、志賀校長、高橋理事長。写真2・3列目は、修了証書授与式・優秀賞表彰式風景、懇親パーティー。)
校友会会長の祝辞
2018年度修了式おめでとうございます。渋谷という新しい場所での1年間はいかがだったでしょうか。充実した1年間だったと推察いたします。これからも継続して美の創造に精進していただきたいと思います。
作品制作については、学校で、色々な技法を学び、先生のアドバイスを受けながら作品を作り上げてきたことと思います。それでは、制作した作品の発表はなされていますでしょうか。今年度は、専門学校デザイン&アート展が開催されみなさんの作品を発表する場に恵まれました。大変良いことだと思います。
発表の場は大切だと思います。作品制作のモチベーションアップにもなります。客観的評価の場にもなります。
校友会は、来年度二つの展覧会を企画しております。一つはNHKふれあい広場ギャラリーで6月下旬に開催します。大作の展示も可能です。もうひとつは来年1月に恒例の銀座美遊展を開催します。発表の場を用意いたしますので是非ご利用ください。
最後に、みなさんの益々のご活躍を祈念いたしまして私からの祝辞とさせていただきます。ありがとうございました。
2月22日(金)東京都美術館で開催されている「たぶろう春季展」を鑑賞に行ってきました。
校友会員の中村さんが出品していましたので、出品作の前で訪問者全員で記念写真を撮りました。左から山梨さん、原田さん、中村さん、中茎さん、中山さんです。
同じフロアーで東京都の専門学校による合同作品展示会が行われていましたので、そちらも鑑賞に行ってきました。こちらの報告は後日します。(鈴木 記)
2月6日~18日の日程で、国立新美術館で「第63回新槐社展」が開催されました。この展覧会に校友会員5名が出品されましたので掲載します。大作が出品されていました。この画面で伝えられるかどうかわかりませんができる限り大きくして掲載しました。ご鑑賞ください。
絆の世界Ⅰ
齋藤 武夫
まないた岩黙示
石川 能久
シエナの響きⅠ
鐘の音
中山 猛
大仏の横顔
大越靖彦
追憶
鈴木秀雄
E=mc²
福島康宏
酒井恵理子さんの個展に行ってきました。個展の場所はJR国立駅から徒歩3分ほどのところにある小さなショップが立ち並ぶ小道の一角で、通りからはガラス越しに作品展示風景がよく見えるオシャレですっきりとした画廊でした。作品は1階と2階に展示されており1階はchili pepperシリーズで、2階は風景画が展示されていました。アメリカのニューメキシコから題材をとっているそうです。80号のchili pepperと教会の絵は迫力がありました。(H.S記)
中村喜美子さんは、海外の公募展・展示会を斡旋する「麗人社」から、グラン・パレで行われる「ル・サロン」展への出展のお誘いがあり試しにと出品を決め、本人によれば、思いもよらず入選したとのことです。作品は古民家の静寂な感じを表現したそうです。(H.S記)
題名 「静寂」 (日本画 P50)
同じく麗人社の紹介により、パリのJAPONISMES2018展に出品した2作品を掲載します。展示期間は11月15日から21日です。場所はパリの「LINDA FARRELL GALERIE」です。
題名 「早春」(日本画 M6)
題名 「朝顔」(日本画 P6)
銀座サロン・ド・Gで開催されている「日本画院展第6回東京支部展」に行ってきました。校友会員の山梨さんの作品を掲載します。(H.S記)
上野不忍池の蓮池スケッチ
猛暑の続く関東地方ですが、上野公園不忍池での蓮の花スケッチを行った7月25日の午前中は最高気温が前日より5度程度下がるとの予報を聞き、梅干しと水持参で出かけました。
不忍池の集合場所(蓮観察ゾーン)には8時30分頃に到着しましたが池の反対側に見える弁財天堂まで蓮で埋まっていました。田中さん夫婦はイーゼルを立て、もうスケッチを始めていました。
蓮の花は大賀蓮が中心ですが蕾から開花中のもの、満開の花まで今迄に見たことのない数多くの大きな蓮の花の開花状況に感動し、校友会の旗を立てているうちに12名の参加者が集まってきました。
さっそく、思い思いの場所でスケッチを始め、開いた花が閉じる時間帯の11時に再集合して、昼食を予約しておいたへぎそばの越後屋へ向かいました。海藻の入ったへぎそばと天ぷらに満足した後に別添図の作品を発表し合い個性ある構図、線描、色合いに感動し全員が満足して帰路につきました。 (大越記)
6月13日国立新美術館で開催されたたぶろう展に行ってきました。140を越える作品が展示されていましたが、その中で会員の中村喜美子さんの作品が、「新人佳作賞」を受賞していました。その作品を掲載します。(H.S記)
(中村さんからのコメント)
昨年の校友会のスケッチ旅行に熊野三大大社と熊野古道の旅に行ってきました。新宮から熊野大社に行く途中に、日本百選の滝ということで最近知られるようになった「桑ノ木の滝」をスケッチをするため熊野川の支流に入っていきました。滝までの道は想像以上に険しく、細い谷間の横道を登っていきました。途中、橋を渡った時、谷間の林を抜ける先に光を感じました。それを絵にしたいと思い描きました。
子供の頃、友達と探検と言って林の奥に入り遊びました。小川の冷たい水をすくって口に入れ、水と一緒に入った小魚が、口の中でピチピチ踊っていた頃のことを思い出しました。
6月13日有楽町駅前の交通会館2階ギョラリーで開催されている新槐樹社東京支部絵画展に行ってきました。15号~20号サイズの58点(立体含む)が展示されていました。校友会員4氏の作品を掲載します。(H.S記)
5月4日(金曜日)武蔵野美術学園校友会の先輩であり、新たに渋谷ファッション&アート専門学校校友会の会員となった宮井公義さんと奥様の早智子ご夫妻の個展(19回夫婦展~生命~)を鑑賞するため、町田市の画廊を兼ね備えた宮井さんのご自宅を訪問しました。
参加者は熊崎章子、杉森初実、中村喜美子、中茎由里子、中山猛、石川能久、鈴木秀雄の7名で、5月のさわやかな風が吹くJR横浜線の矢部駅に集合し、宮井さん自ら運転する車で画廊まで送っていただきました。
作品は、オーストラリアにちなんだ作品を中心に、2階まで吹き抜けの壁に展示されていました。天窓からの光をうけてオーストラリアの明るく、楽しい雰囲気が感じられました。宮井さんのコメントと展示風景の写真を掲載します。(鈴木秀雄 記)
2018年4月8日(日)渋谷ファッション&アート専門学校文化専門課程の開講式が行われました。今回は新たに新設された文化専門課程の開講式で、学生全員が第一期の入学生となった記念すべき開講式でした。式は志賀校長、丸亀副校長の挨拶、高橋理事長の祝辞があり、最後に校友会の鈴木会長(暫定)が祝辞を行いました。祝辞内容を掲載いたします。
「本日は、渋谷ファッション&アート専門学校文化専門課程の開校式おめでとうございます。新たに文化専門課程設立に尽力された関係者の方々、そして名誉ある第一期生として入学された学生の皆様本当におめでとうございます。
新しい文化の発祥地ともなっている渋谷の地で美術を学ぶことは、学生にとって誠に幸運なことだと思います。刺激的な渋谷の空気を吸いながら創作活動に励んでいただきたいと存じます。
さて、文化専門課程の校友会について説明いたします。渋谷ファッション&アート専門学校の服飾専門課程におきましては、長い歴史の同窓会が活動されています。その伝統に習うとともに、武蔵野美術学園のプログラムが文化専門課程に引き継がれたことに伴いまして、文化専門課程同窓間の親睦、美術活動の向上、学校の発展寄与を目的として校友会という名称で立ち上げました。
具体的活動と致しましては、
展示会を通して校友会員の作品発表の場を提供していくこと
校友会員が出展している展示会などの活動情報の提供していくこと
専門家の講習会開催を通して美術意識の向上の一助となること
学校祭、SIZESIX展など学校主催のイベントに協力すること
スケッチ旅行などを通しての校友会員相互親睦を図ること
このようなことを企画しています。情報につきましては、メール・ホームページを中心に提供することを考えています。
文化専門課程は絵画、日本画、彫刻、版画、イラストレーションコースの5分野に分かれて美術を学ぶことになりますが、校友会が、専攻分野の横断的な交流の場となるとも考えております。交流による他分野の知識は自分の分野にいい刺激となるものと思います。
最後に、皆さんが渋谷の地で意欲的な創造作品を製作されることを祈念しまして祝辞とさせていただきます。ありがとうございました。」